映画『嘘八百』を見た感想
焼き物の贋作師と古物商が、「新発見」の利休の器を作り出し、共通の敵である大物鑑定士をだまそうとするお話。
Netflixをぽちぽち検索して、『嘘八百』を視聴。
冒頭の中井貴一さんのパートを見ながら、出るかな~、いつ出るかな~とそわそわ。俳優目当ての邪道な見方、楽しい。
絹田邸の前で、ついに蔵之介さん登場。
髪型!髪型、かわいいよ!!
そのカーディガンは、私が肘あて(正式名称なに?)付きとか、ガバッとしたシルエットのニットが好きと知っての狼藉か!
絹田氏としてふるまっていた時と、いろいろばれた後の違いがすごくいいし、長年連れ添った奥さんが出ていった時の表情も愛しすぎるし、尊さのあまり合掌し続ける私がいます。
工事現場で作陶用の土を掘っているのを見たとき、「こんなとこで取れるもんなの?」とびっくりしましたが、こちらを読んだりして、必ずしも山奥の採石場みたいなところで大規模に掘り出さなくてもいいんだなという理解でおります。
そして、なんといっても…作陶シーン、作陶シーンですよね!!作陶!!シーン!!ですよね!!!!!もうこれ、佐々木蔵之介イメージビデオだよね…。映画のレーティングが変更されるリスクもはらんだ、直視できないくらいの色気に溢れたシーンです。
結婚式のシーンで、Amazing Graceが流れていて、私はこれまでの人生、教会での結婚式に出る機会がなかったのですが、本当に世の中ではAmazing Graceを結婚式で歌うんだな、と新鮮に感じました。
あと、中井さん、娘の恋愛と結婚が不本意だったみたいだけど、いまりちゃんも、あなたと同じ、いいものといいものを真剣に作る人が大好きなのよ、血は争えないわねウフフって言って、飛行機を見送るシーンで肩ポンしたい。
それと、エンディングの車内での2人の談笑、よくないですか?なんだか本当に楽しそうで、あの声を聞くと菩薩顔になってしまう…
『嘘八百』2018年公開。2020年2月初見。