湯長谷の日記

佐々木蔵之介さんを推しています。蔵之介さんがかわいいとだけ書いてあるブログです。

映画『WE ARE LITTLE ZOMBIES』の感想

配信で見られるので「よし!」と思って見ることにしました。事前にあらすじを確認しておいたところ「これは蔵之介さんは遺影でしか出てこないかもしれないな…」とは思っていたのですが、映画の評判自体、以前にうっすら聞いていたので、とりあえず見ておくことにしました。一応、蔵之介さんとしては、遺影以上の露出がありました。ちゃんと動いていました。もちろん素敵だったよ!

だけど、いざ映画の感想を書き残しておくとしても、なかなか難しいな…。一番大きな感想は「これ、自分が20歳前後で見たら熱狂しただろうな」という感じでしょうか。画面もすごくかっこよく仕上がってるし、一枚絵として見ても「きまったな…きめおったな…!」と思う瞬間が多々あったし、話もいいし、作りがうまいし。だけど、「自分がもっと若かったら」という気持ちばかりを見つめてしまうというか、なんていうか、自分の感受性がポイント・オブ・ノーリターンを越えて、老いていくばかりなのだなという気持ちにさせられた1本でした…。

だって、一番心がきゅっとなった瞬間って、作品の後半も後半の方、赤ちゃんが生まれる映像が使われた時だもんね…。「うわー!この赤ちゃん、めっちゃ生まれたてじゃん!」ってなって、コウノドリでも見ておれって感じですよね…。

この映画に没入できるセンスはもう戻ってこないかもしれないと思ったのと同時に、自分の子供たちがこれから数年後にはこういうフェーズに突入していくかと思うと、親子っていうのは生まれてから死ぬまで絶対にわかりあえる瞬間っていうのはこないし、もうまるで別人格だなと思って、子育てっていうのは自分のリソースこれだけつぎ込んで日々実施しているものなのに、なかなかしんどいもんだなと思いました。何十歳も年下だもんねえ…。池松壮亮くんだって、私にとっては若い子なのに、この映画のキャストとの並びでいったら完全におっさんだもん。なんかその事実にぎょっとしたよ…。

監督、35歳、青学出身で在学中から映像制作、電通に営業で入社してCMプランナーに転身。イケすぎか!

20歳前後の私がもしこの作品を見て夢中になった後に、私が書いたこの日記を読んだら、ほんとに絶望しかないと思うのですが、人は変化しながら生きていくものですね…。

 

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