湯長谷の日記

佐々木蔵之介さんを推しています。蔵之介さんがかわいいとだけ書いてあるブログです。

麒麟がくる 第10話 信長の失敗

個人的に、かなり温まってきました、『麒麟がくる』!

この回は、信長・帰蝶の新婚さんがすごくかわいくてよかったです。信長くん、お部屋入っていきなりお嫁さんのこと大好きになってんじゃん、よいよい、と思いながら見てたのですが、その後の父上とのシーンなど、相当心つかまれました。メンタルの振れ幅でかい!ていうか、怖い!この流れで、その笑顔で、その手土産、怖い!やばいぞ、この信長!このドラマ、おもしろいぞ!と、なりました。この信長に、光秀、藤吉郎の関わりが本当に待ち遠しい。光秀、ほんと苦労しそう。

信長くんの話に遡ること、松平弘忠が山中で…のくだり、そんな話ある?と思ってびっくりして一時停止してwikipedia読んじゃいましたよ。諸説あるうちの、まあ、なんというか、その…みたいなストーリーを持ってきてここの脚本をつなげたっていう感じなのでしょうか。歴史フィクションって面白いね。昔の髪型に和服を身につけて、一見さも歴史です、伝統です、落ち着いて楽しめる作品ですよみたいな体を取りながら、作り手がクリエイティビティの翼をはためかせてる感じがよいですね。

こういう挑戦的な時代劇っていうのは、役者さんはどうやって役を作っていくのかしらと思います。そのドラマのためにオリジナルに作られたお話っていうのとは少し勝手が違いそう。アカデミックな史学の本に始まり、歴史小説に至るまで、いろんな参考文献があるだろうし、見る側もみんな何かしらイメージがあってなんやかや言いたがるだろうし、役者さん自身にもそれまでインプットされた何かしらがあるだろうし。そこから助走をつけてジャンプして、自分の役を形作るのにはかなりの力が必要そう。よくある「古典の新解釈」みたいのにも、似たようなものがあるのかも。連綿と続いた家系図の先端に、なんとか爪痕を残していくという作業。書きながら思ったわ、今これ、私また佐々木マクベスと蔵之介リチャードへの思慕の念で綴ってる。

 

 #佐々木蔵之介 #麒麟がくる