湯長谷の日記

佐々木蔵之介さんを推しています。蔵之介さんがかわいいとだけ書いてあるブログです。

『大奥<男女逆転>』で思い出したこと

先日日記に書いた『大奥<男女逆転>』についてなのですが、見てる途中に気づいたことがあったんです。
私、これ、前に見たことあったわ。しかも劇場で。

今回、家で見ながら「なんかこの話、知ってるな~。『大奥~永遠~』と話が似てるのかな?」とか思ってたのですが、杉下(阿部サダヲさん)が水野が金魚鉢を見て「ここでしか生きられぬ者もいるのだ」(←セリフ、正確じゃないかも)って言うところで「これ絶対知ってる!見たことある!」と思い出しました。

そのあと一生懸命、記憶をたどっていって思い出したことは、これが劇場公開されていたころ、夫が招待券をいただいて一緒に見に行ったんです。夫としては、全然興味がわかなかったっぽいのですが、仕事でお付き合いのある方から来たものだったので、覚悟して劇場に足を運んだわけなのですが、記憶を掘り返すに「限界だ…」とかなんとか言って途中で出てきてしまったような気がするんですよね。だけど、私は今回最後まで見て「これ、最後まで見てるわ!」となったわけです。

劇場でリタイアしたという記憶が間違っているのか、それとも、気になって後日自分でこっそりレンタルかテレビ放映か何かで見たのか…そこまで記憶をたどることができないのですが、つらつら思うに、男性はこの映画苦手に思う人が多いのかもしれないなあというところと、女性っていうか、正直、私の好きなもの詰まりすぎの映画だなあと思ったわけです。願わくば、この映画を好きな人とお酒でも飲みながら必見の素晴らしい場面についてのプレゼンをしあったり、大向こうから掛け声飛ばしながら見たり、ていうか、蔵之介さんの件のシーンをコマ送りして鑑賞したりする会を開催したいものです。

 

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#佐々木蔵之介 #大奥

映画『大奥<男女逆転>』の感想

『大奥~永遠~』のほうは、堺雅人菅野美穂夫妻の馴れ初めの作品ですよね!以前、見たことがあります。私、将来お子さんに「これがパパとママが出会った作品だよ~!」って言いながら見せられるのかな、大丈夫かなって勝手に心配しています。設定とか、ストーリーの進め方とか、ちょっと見る側の年齢を考慮する必要があるような。

それはさておき、実は『大奥~永遠~』を見た時、ラスト大号泣をしてしまいました…。見始めた時は「いや~、設定がかなりぶっ飛んでるし、こういうのは漫画じゃないと厳しいんじゃないの?」と思いながら半ば斜にかまえていたのですが、まさかのまさかでした…。最初の設定を説明される時はびっくりしたけど、ストーリーはしっかりしてるし、画面は美麗だし、主演のお二人も最高だし!

 

なぜか別の作品の思い出にひたりながら書き始めてしまいましたが、『大奥<男女逆転>』もすごくよかったです。若き二宮くん、いなせな感じで芸達者だし、いい男だし、なんといっても、玉木宏さんが美人すぎて直視できないでしょ…。美しさが結晶化するとこういう感じで発光するのだなと学びました。とにかくきれい、まぶしい。みんな、着物も本当にいいし、眼福というのはこの映画のためにあるような言葉です。

そして、なんといっても、佐々木蔵之介オタクが全員絶命するシーンがあって、もちろんまあ、例のあの場面、玉木宏さん演じるお中臈の松島との夜の秘め事のシーンでございます。


最初、蔵之介さんの大奥総取締役の藤波が横になって、ちょっと腰とかもんでもらっていて(私は『超高速!参勤交代』の内藤さまを思い出す…とかのんきなことを考えていたのですが)、2人で水野(二宮君)の良さみたいな話をし、少し微妙な空気が流れたと思ったら、藤波様…お手を出されて…ジーザス、オタク全員絶命。


蔵之介さんの顔を映して、玉木さんの顔に切り替わり、そしてもう一度蔵之介さんの顔が映る流れがあるのですが、その2回目映った顔が「今、その短い時間の間にそんなにドロッとした表情に変わる??」みたいなすごさがありましてね…もう無理ですわ…。玉木ファンと肩を抱き合って泣きたい。あと、シーンの最後、帳の奥で脚があがる瞬間もよいですね…。

全く関係なくて腹が立つくらいなのですが、なぜかこのシーンを見た時「権力に抱かれたい」という名言を残した知人Oのことを思い出しました…。元気にしていますか…。

 

インタビュー記事も拾っておいたので載せておきます。

www.cinemacafe.net

「玉木くんとは過去に共演したこともあるんですが、あのラブシーンは撮影の初日だったんですよ。どうしようか? って考えてはいたんですが、その前日に袴を着て歩く稽古があって、そのときに監督に(剣術シーンで使う)道場に呼ばれて『明日のシーンはこういう風に』と話があったんです。何か、台本のト書き以上のことを監督が求め始めていて『あれ? おかしいな』と(苦笑)。実際に当日は…まあ結構それなりに(笑)」

初日にあれか。距離が縮まりますね。

 

「僕が80点と思ってても玉木くんが40点と思ってたら嫌なので(笑)、点数は付けたくないですね! いや、でもあのシーンの後も玉木くんとはメールのやり取りなどもあるので、わりと評価は良かったのではと思ってますが…」

評価とは。

 

www.cinematoday.jp

玉木「初日は蔵之介さんとのラブシーンから始まり。難しいシーンでしたけど、蔵之介さんにリードしてもらって、楽しく撮影が終わりました」と妖しげにコメントすると、佐々木を艶(なま)めかしい眼差しで見つめていた。

楽しそう。

 

二宮「理想の男性は玉木さんです。(ラブシーンは)蔵さんが卑猥にしか見えないんですよね」

100000%同意。

 

また、子供の世話の合間にスマホで見てしまったので、休校があけて昼間一人の時間ができたら、テレビのきれいな映像で見たいです。

 

 

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映画『3月のライオン 後編』の感想

後編まで見終わりました。いい映画だったな~!原作を先に読んだファンの人がどう思うかとか未知数なんだけど、私にとっての『3月のライオン』はこれで、ここがスタート地点で、そして、この映画がとても気に入ったなっていうのは確かです。

前編でしっかり地ならししてたから、大きめのエピソードを複数入れても無理がない感じあったし、それで見ごたえもあったし、なかなかよかったです。

島田さんは、前編ほど大きな対局があるわけでなく、終始、桐島くんの師匠としての立ち位置にいたわけだけど、それもまた暖かくてよいものでした。あかりさん達のお家でもそうだけど、島田さんもよく桐島くんにおいしいもの食べさせていてそれがすごくいい。食べ物のある居場所の暖かさみたいなのがよく出てくる映画だったように感じました。島田さんも桐島くんをふくふくにしたかったのかな。島田さんご自身は胃がよくないのに!

あとは、終盤、桐島くんが幸田のお父さんに和服を仕立ててもらってるところ、あー!お色!着物のお色がいい!!と思いました。一番最後の対局の場所もすごかったし、あれ、場所どこなんだろう。

よい映画だったと思います!

 

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映画『3月のライオン 前編』の感想

結構前に手を付けていたのですが、前編・後編終わってから書こうかと思ったいたら間があいてしまったので、先に前編のことだけ記録をつけておきます。

羽海野チカさんの『3月のライオン』を原作とした映画。高校生棋士・桐山零と彼を取り巻く人たちのドラマです。原作は名前だけ知っていたけれど、全然読んだことなく、もっとさわやか青春将棋成長物語なのかと思っていたら、けっこう人間関係のバックグラウンドとかが重めで「へぇ…こんな感じだったんだ…」と驚きました。これはちょっと原作にも手を付けていきたいなと感じています。

「なかなか面白いんじゃないかな…」と思いながら見ていたら、誰かさんがふすま開けてコンビニの袋ガサガサ言わせて入ってくるじゃないですか!島田さんのことです!!!ちょっと待って、不意打ちやめて!しかも、入ってきて0.2秒で「私、このキャラクターめちゃくちゃ好き!!!!!」って思わされたんだけど、どういう魔法?髪型?歩き方?背中の雰囲気?蔵之介さん、天才じゃない???

「勝つ将棋」というより「負けない将棋」か…。私もそうありたい…。

島田さんについてネットをいろいろ見ていたら、そもそも羽海野先生は、蔵之介さんの頭蓋骨(?)とかの骨格をモデルとして島田さんの造形を考えたとのことで、私も素人なりに「わかる…蔵之介さんの頭部の骨格ね…わかる…惹かれるよね…」って思いましたもん。骨の形にひかれるとか、言葉にすると変な人っぽいけど、『ぼく駐』の時の感想にも書いたけど、私は蔵之介さんの声がどんな風に身体に響いているのかすごく興味があって(だめだ、文字にすればするほど気持ち悪い人だ)、許されるのであれば、蔵之介さんが発声するときに胸板とか背中とかを手で挟んで「うわー、響いてますね、声出てますね!」とか言いたいし、口を閉じたり開いたりしてもらいながら、後ろに立って頬骨から顎のあたりを手で覆って「かなり開きますね~!」とかやりたいもん。許されるわけないでしょ、考えるだに犯罪行為です、お巡りさん、こっちです。

でもほんとに、雑誌とかネットにめちゃくちゃかっこいい蔵之介さんの写真がたくさん氾濫していて、それを見るたびに「はぁ…男前…」とは思うのですが、つらつら思うに、私は作品の中で動いている蔵之介さんのほうが好きだなと思ったりします。どうやって声をだして、どうやって体を動かしているのか、みたいな、俳優の身体性というか、3次元の中でどう存在するかみたいな様(さま)が好きです。

 

2017年公開。2020年3月初見。

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映画『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』の感想

12年前の映画!見ました〜!蔵之介さん、若い!

 映画のテイストが若いというか懐かしいというか、そうか、確かに10何年前ってこんな感じの軽い作りの邦画をよく目にした気がします。最近はもうそういうのが少ないのか、それとも、私の目に留まらなくなっただけか…。ともあれ、懐かしい感じがしてとてもよかったです。

 私は、大きな声というか、体に響かせるような声を出す蔵之介さんが好きなのですが、わかりますでしょうか。個人的に「吼えてる声」と名前をつけています。冒頭の「とまれーぃ!」からもう「吼えてる!」って思って、尊すぎて合掌しました。人間の声って体のどこに響くのでしょうね。声帯が震えて、胸板のあたり?口腔内?蔵之介さんの吼えてる声って、シャープさみたいなところと反対の概念を持っているというか、かといってクリアではないっていう意味ではなく、叫ぶっていうのとは違うというか、うまい言葉が見つからないのだけど、空気を切って進んでくるのではなく、響きとボリュームで押してくる感じがあって、それが私にとってとても好ましく感じられるんです。たぶんだけど、口の中が広いんじゃないかと勝手に思ってます(なんじゃそりゃ)。カパッて口を開けて笑う顔も大好きだし、お口が大きいわよね!骨格的に口の中で音がよく響くのかなって思ってます。この映画はそんな蔵之介さんの吼えてる声が満載でいい感じです!

 あと、いつもの通りですが、この映画でも麻生久美子さんになりたすぎて気絶しそうになるわけですが、私も今世でどのくらい徳を積めば来世では蔵之介さんがぽわんぽわんした声でただいまの挨拶をして家に入ってくるような世界で生きることができるのでしょうか???徳を積むみたいな話する時、幼少時に読んだ説話で、ウサギが自分の身を焼いて釈尊に捧げるみたいな話を思い出して、幼心ながらにドン引きしたなあ〜なんていう記憶が蘇りますが、映画とはあまり関係ない話ね…。どんな生き物も生きているのが1番尊いわね。

 夫婦の仲での一押しのかわいいポイントは、みんなにチューペットを配る時、かなこさんと駐在さんで半分こしてたところです!こらー、そこー!かわいすぎて逮捕するよ!!

 駐在さんがかなこさんをお嫁さんにするときの逸話も、ちょっと強引な連想かもですが『超高速!参勤交代』のお咲ちゃんの身請けを思い出して、イケメン感が半端ない…。

 あと、みなこさんを出迎える時のTシャツ姿、激ヤバかわいさMAXじゃないですか?!心なしか髪型もダサくてたまりません。普段は制帽かぶっているからわかりづらいけど、普段はあの髪型なのか!みたいなときめきがスパークジョイしちゃってもうだめですわ。

 

2008年公開。2020年3月初見。

 

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 #佐々木蔵之介

映画『居眠り磐音』の感想

映画『居眠り磐音』を見ました。かなり人気の時代小説が原作らしくて、主演は松坂桃李くんです。
お話は、江戸勤めを終えて藩に帰ってきた磐音と友人に悲しい事件が起こって、磐音は脱藩し江戸に行き、そこで用心棒として働きながら…というような流れです。

蔵之介さんは、主人公・磐音の江戸でお世話になっていた剣術道場の先生です。映画全体の最初と最後に出てきます。ちなみに役名も「佐々木」なのがなんだか気に入ってます。

やっぱりね…時代劇はいい…。蔵之介さんが和服を着て、武芸を見せてくれるの、ほんと、よさしかない…。あまりに美人過ぎてこっちが顔を隠しちゃうね…。一番好きなのは、預かっていた手紙を磐音に渡すところ。タメとか、深刻なのかなみたいな雰囲気からのニヤニヤモードに入るあたりの絶妙な顔芸が職人技すぎて、見るたびに癒されます!手紙シーンの前、磐音と剣を交え言葉を交わすくだりも、見る人(私)をひきつける力があふれすぎていて、ほんと見ててしんどい。あー、もう!

私が、この映画自体が気に入ったかどうかは少し微妙なところもありました。磐音の許嫁の奈緒のキャリアアップ(?)の話とか、なんだか突拍子もないような気がして、これ、本で読むとまたすんなりいけるんでしょうかね…。でももちろん、物語の起点ともなる、藩に帰ってからの事件の時の友人との勝負のシーンのすごさとか、中村梅雀さんがめっちゃ江戸の人っぽい!とか、いろんなお気に入りパーツはたくさん散りばめられてました。通しで見返すことは少ないかもしれないけど、映画の最後に磐音を迎え入れる佐々木先生と手紙を渡す佐々木先生を愛でていきたいと思っています。

蔵之介さんと直接同じ画面に出てるわけではないのですが、『超高速!参勤交代』の西村まさ彦さんと陣内孝則さん、『知らなくていいコト』の柄本佑さん(西村さんもか~!)が出ていて、ご縁があるわねって嬉しくなりました。私、こういう、他の作品で一緒だった人がまた役を変えて出てくると、パラレルワールドだ…とか、転生したぞ…とか思いながら見ます。

あと、有楽齋というなかなかインパクトのある役が出てくるのですが「これ誰…」と思いながら見ていたら、柄本パパでした!さすがの怪演。

 

 2019年公開。2020年3月初見。

 

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映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』の感想

 
 また、たまらなく愛しい作品に出会ってしまいました…。ヤクザの蔵之介さんと建設コンサルタント(グレーゾーン)の関ジャニ横山君が、だまし取られたお金をおいかけてがんばる話。


何が好きかって、蔵之介さんのヤクザな関西弁です。たぶん私の中で、1人の人間の中で言葉が切り替わるのがものすごく好きらしくて、『イングロリアス・バスターズ』でクリストフ・ヴァルツがいろんな言語を華麗にスイッチするところがすごくツボでめちゃくちゃテンションあがるんです。蔵之介さんの、インタビューとかで話す、ちょっとマイルドな、京都風ていうのかわからないのですが、そんなイントネーションも大好きですし、『嘘八百』でも聞ける関西弁も大好きですが、この映画で話される踊るようなヤクザ関西弁は本当に華麗。華麗っていったらおかしいかもしれないけれど、私にとってはまるで音楽みたい。いつまでも聞いていられる。この映画も最近、家事するときのラジオドラマになってます。

映画の冒頭では、北川景子さんの関西弁って大丈夫なのか、とか思ってたのですが、後から調べたら神戸出身なのですね!ネイティブスピーカーなのか!でも、この映画関連のインタビューで、方言指導の先生についたって書いてあったところがありました。神戸の土地柄とか、育ったお家の環境とかで、もともとそこまでイントネーションがきつくないお育ちなのかなと思いましたがどうなのでしょう。しかも、北川さん、『間宮兄弟』が映画デビュー作って書いてありました。そもそも間宮兄弟の内容をほぼ覚えていないけど、どんな役だったのかな…。ご縁があるのね。

あー!キャセイにのって香港いきたいわ!!とか、相変わらず蔵之介さんの歌唱シーンはかわいいなあ…とか、癒されポイントがたくさん。

それと、木下ほうかさん、ますます好きになりましたわ…。ほうかさん、ドラマ版の方は小清水さんなのでしょうか。それもすごく見てみたい!木下さんの小清水役もめちゃくちゃいけると思う。
ほうかさんのことは、何年か前にWOWOWでやってた『煙霞』っていうドラマで初めて見たのですが、これもオール関西で大阪を舞台に作ったドラマでした。『嘘八百』もよかったし、また、蔵之介さんもほうかさんも出る関西弁の作品が見たい…。

あと、桑原さんの「わしのこときらいになったんか!」みたいなセリフが数回でるじゃないですか。あまりに突拍子もないくらいストレートなセリフだなあと思ってしまって、あれは、原作でもあんな感じなのでしょうか。それは冗談でいっているのか、それとも、桑原さんの普段は見せないパーソナリティの発露ということなのか、自分の中でまだ消化できていないくらいなんだか心が動くセリフなんですが、どうしましょう。ちなみにですが、聞かれなくても答えますが、私は桑原さんも好きだし、蔵之介さんも好きです。

 

2017年公開。2020年3月初見。