湯長谷の日記

佐々木蔵之介さんを推しています。蔵之介さんがかわいいとだけ書いてあるブログです。

夜の停車駅2020冬

今年(←修正します、「昨年」です!)最後の最高な贈り物が届きました。『夜の停車駅』、どれもすごくよかったです。ラジオを録音するアプリをいろいろ取っ替え引っ替えしながら、なんとか3つとも録音して、年末の家事をしながら何度も聞いて、家事中のQOLが爆上がりでした。

『レトロな鍵』は、主人公の性格の描写(?)というかキャラクターがとても良かったです。どこがどうとうまく表現できないのですが、なんとなくこの人が離婚経験者なのがわかるなぁというか…。ていうか、友達同士三者三様な性格がいいなと思いました。

洞窟の中で誰かが奥から出てきたんじゃないかっていう時に、聞かれもしないのに、心の中で無意識のうちにやましいと思っていたことをペラペラペラペラ喋っていくところがなんだかおかしくなってちょっと笑ってしまいました。人から何か聞き出したい時は質問は少な目にっていうのは大事なことですね。相手からペラペラ出てくる環境をお膳立てするというか。仕事でも使えそう。

2つ目のお話は主人公がハウスキーパーと言うことで最初はてっきり女性だと思っていたんです。だけど最初から、なんとなく話語り口は柔らかいのに、たまに、ちょっと驚いて独り言を言うような時に声にドスがきいていて、こんな感じでいいのかな…とは思っていたんですが、会話の中でハウスキーパーさんが男性であるということが示されたときに「あー、なるほど!」と目から鱗でした。

そもそもなんですけれども、ちょっと前に「私の家政夫ナギサさん」のドラマがあったわけですが、その時、全国のイケオジ俳優ファンの皆様はきっと「あぁ、このドラマにうちの推しが出てくれたらなぁ」って思っていたと思うんです。私ももちろんそう思っていました。その無い物ねだりの気持ちが、このラジオドラマによって図らずも叶えられてしまったなと言うところにもうめちゃくちゃ感謝感激でした。ハウスキーパーの丸山さんに、もうめちゃくちゃ私の人生に寄り添ってほしいです!丸山さんが丁寧に掃除機をかけてくれたら私は床を拭くので、2人で仲良く助け合って掃除をしましょうね!!!!!という強めの幻覚が出てきましたので、お薬出しておきますね。この設定は正直おいしすぎるのでこの丸山さん続編でシリーズ化してほしいです。次2021年夏の夜の停車駅、もうあるものと決めつけているのですが、5話くらい丸山さんシリーズでいいと思います。

3話目の「波打ち際のボールペン」はちょっとふんわり不思議な感じでした。「鶴の恩返し」ならぬ「ボールペンの恩返し」というような感じなんでしょうか。ボールペンの精霊…。

いつもながら朗読って最高だなぁって思います。