湯長谷の日記

佐々木蔵之介さんを推しています。蔵之介さんがかわいいとだけ書いてあるブログです。

惑星ピスタチオ『KNIFE』(1998)

惑星ピスタチオの『KNIFE』、youtubeのプレミア上映で見ました。なんというか、ボリュームと密度とスピード感が半端ないスペースオペラ

最初この上映のことを知った時、もとの上演の時期を調べてみたりして、若き日のうちの推しは出るのかな出ないのかなと気になり、出ないらしいということを知り、劇団の形が変わっていろいろ難しかった時期なのかも、とは思ったのですが、『破壊ランナー』の衝撃が大きすぎて見ることにしました。

上映の3月30日、その前後やたらめったら忙しくて心身ともに疲弊していた時期だったけど、見てよかった…心に広がるエンタテイメントの滋味…!人生には楽しみが必要です、ありがとう…!

このボリュームの作品を6人の役者さんで作り上げるの、ほんと信じられない、ありえない。みんな同じ衣装のまま、まるで違う役を演じるの、ほんとにこの役者さんたちすごいと思う。体の動きで見ているものにカメラワークみたいに感じさせる手法、本作にも健在っていうか、健在とかそういうレベルじゃなくて全編にこれでもかこれでもかとつめこんであって、大丈夫なのかこのエネルギー。宇宙船に乗っている人物の細かいステップによる移動で宇宙船が動いているように感じるの本当に不思議、騙されるのって気持ちがいい。

最後、これまで通り過ぎた星と物語が怒涛のように流れていくところ。ナイフの記憶と彼の手からこぼれた後悔。そしてサリーとのシーン…!映画みたい、とか、映像美を見せつけられたとかいう言葉は、演劇に対して失礼になるのかしら?美しかった、かっこよかった…。

事前に読んでた西田シャトナーさんのツイートで、大変な時期でしたみたいな内容があったのだけど、6人での再演がこれだから、万全の体制(そしてうちの推しが出る)初演の映像も見てみたいななどこっそり思いました。

惑星ピスタチオ、信長と光秀が好き??幾重にも広がる麒麟パラレル…。
あと保村さん、かっこいい、声がいい。破壊ランナーのときも思ったけど、とにかくかっこいいのよ!