湯長谷の日記

佐々木蔵之介さんを推しています。蔵之介さんがかわいいとだけ書いてあるブログです。

mi-molletのインタビュー

緊急事態宣言前のいろんなコンテンツが出てきている中でもかなり個人的に好きなインタビュー記事。読ませる…。これもインタビュアーさんに感謝…。

 今、座長を務めることについて

まずは“与えられていること”に感謝をして、それがどうなるかは社会に合わせていかないといけないと思っています。作品に集中できるように、共演者の皆さんを導いていけたら、という感じですね。

座長としての責任感のあり方も素敵だし、「人事を尽くして天命を待つ」感にも惚れる…。人間なかなかそう潔くはなれないというか、いろいろ迷ったりしてしまう。

大河について

今年はNHK大河ドラマ木下藤吉郎、のちの豊臣秀吉を一年間務めさせていただいています。藤吉郎から太閤秀吉へと上り詰めていく彼の人生を調べていくうちに「人間はこんなことを考えるんだな」とか「こんなふうに変遷していくんだな」と、良くも悪くも、そこには多くの学びがあります。そういうやり方でしか、僕は勉強できてないのかもしれませんね(笑)。

私のこの数か月、俳優「佐々木蔵之介」の今とこれまでを追体験することでしか世界を認識してませんわ!同じじゃん!(同じじゃない)

佐渡島他吉の生涯』の準備について

少し前に、織田作之助自身が生前過ごした場所や『わが町』の舞台となったゆかりの地に足を運んだんです。理解ができたというほどではないかもしれないですけど、こっちが向こうまで訪ねていった分、織田さんと他ぁやん(佐渡島他吉)が身近になったなとは思っています。

このくだりがすごい好き。知ることの「身体性」を大事にしているというか。正直、stayhomeしていてもいろんなことを見たり知ったりすることができるし、これからはどんどんそれが奨励されていく時代になってしまうのだろうけど、それでも、何かを知るために、自分がその場に足を運んで、息を吸って、文字や画像では切り取れない無言の情報を無意識のうちに受け止める経験を大事にされているんじゃないかと勝手に思ってしまう。旅も舞台演劇も、自分の体でその場に立つことから始まるものがお好きなんだろうなあと勝手に勝手に思ってしまうし、それがままならない時代に心が痛いわ…。

今はもう街自体が大きく変わっているので片鱗すらないところもありますが、「他吉が住んでた長屋からいくたまはん(生國魂神社)まではこれくらいの距離やったんやな」とか「あの煙突があって、ここが銭湯やったんやな」とか、きっと演じるときにはそれが目に浮かぶだろうなぁと。

私もここ行きたくなってまうやろ~。何かのインタビューでフィリピンで南十字星を見たいって言ってらした。

「無観客」について

舞台、芝居に関して言うなら、無観客で行う配信やライブビューイングはとても難しいのではないかと思います。あくまでも僕個人の感覚ですが、無観客だと誰に届けている芝居なのかが分からなくなるような気がして……。僕らが届けようとしているのは目の前にいるお客様に対してですし、そのお客様と一緒に舞台を作っているという気持ちが大きいですからね。発声の仕方や台詞を飛ばす方向、動き方も、無観客だとまったく違ってくると思うんです。でも、これから先はどうなっていくのか、それはまだ僕にも分かりません。

やはり、そういうものなのね…。数日前にNYtimesか何かで読んだけど、やっぱりCOVID19のワクチン開発だって年単位の話だし、そうなると堂々と劇場を開けられる雰囲気になるのも数年後ってなったら…ぞっとする!ぞっとする話!!なんだろう、social distanceをキープしてまばらに座ればいいの…?そうでもないような気もするし…。
ほんとに、いろんなことの見通しがたたない世の中だけど、ともかく、蔵之介さんにおかれましてはお豆腐に実山椒乗せて晩酌して、たまにはケイファクトリー祭と称して猿之助さんや右近くんと一緒にインスタライブやって「こんなんやったことない」って元気なはにかみ笑顔をオタクに見せてください。

 

 #佐々木蔵之介