湯長谷の日記

佐々木蔵之介さんを推しています。蔵之介さんがかわいいとだけ書いてあるブログです。

『ステージスクエア』と高校生の閉塞感

雑誌『ステージスクエア』のvol.43に出ているインタビューを読みました。佐渡島他吉の生涯についての、演出家の森新太郎さんとの対談です。

対談の内容もすごくいいのですが、個人的に、最後のページのちょっとした欄外みたいな扱いになっているところの高校生の時のエピソードがかわいすぎて目頭が熱くなりました。高校生の頃は、帰宅部で、学校から帰ってきたら食パン焼いてドラマの再放送見てたんだって…!甘酸っぱくて、かわいくて泣く!

以前、youtubeでいろいろ過去のテレビ番組を見ていて、その中にたぶん2016年ごろの「ウチくる?」があって、そこで洛南時代の貴重な歴史を探るくだりがあったのですが、その時の蔵之介さんご本人が高校時代を振り返って曰く「無気力」だったっていう、そういう感じかな、と思いました。
学校からバスとかで帰ってきて、パン焼いてかじってるの、いとおしすぎるでしょ…。成長期かな?なんとなくおなかすいちゃうもんね。うちの子も「おなかすいた、なんかない?」って台所うろうろするから「パンでも焼いて食べな~」と捨て置いてしまいますが、食パンは頼れるアイテムだよね。今度から佐々木少年のことを思い出して、自分の子のことももう少し慈しもう…。慈母のほほえみでココアくらいいれてあげよう。いや…ごめん…かーちゃん、そんな甲斐性ないから、絶対実行しないと思う…。

wikipedia情報を妄信して、蔵之介さんは私立小(さすが御曹司!)→公立中→洛南高校っていう認識でいるのだけど、中高一貫に高校から入るって、ちょっと滑り出しとかセンシティブなところもあるし、なんていうか、高校生が考えついたり、学校という場が提供してくれたりする、「生き生きと過ごすためのフレームワーク」なんてほんとに限りがあって(部活で輝くか、学業優秀か、はたまた生徒会か、みたいな)、そもそも思春期っていろいろ自分のありようがよくわからなくてふわふわしてるものだし、自分の将来について考えてみようともお店のことってどうなるんだみたいなかなり大きなファクターもあるし、なんだかもやもやしてたのかな、と勝手に想像すると、なんかだ胸が締め付けられて、「あんた、ええから飴ちゃんもってき」ってバッグをがさごそしたくなる。

ネットで見た過去のインタビューの中で、自分の思春期のちょっと閉塞感のあった感じの思い出をはさんだ話を見かけた記憶があるんだけど、今度また見つけたらちゃんと保存しておこう。

そんな蔵之介さんが神戸大学に入った時に、演劇を見て、なんだか面白そうだと思って、そして自分もやってみようと足を踏み入れたというその一連の奇跡に、私はもう感謝するしかないわ…!なんていうか、楽しいことあってよかったね!!っていう感じ!保護者目線!

それにしても、学生で演劇やってちゃんと卒業できてちゃんと就職もしてるの、めっちゃ優秀じゃない?私、演劇やってる人は全員留年するっていうひどい偏見があったんだけど、全然そんなことない。素敵。

 

 #佐々木蔵之介