湯長谷の日記

佐々木蔵之介さんを推しています。蔵之介さんがかわいいとだけ書いてあるブログです。

小説版『超高速!参勤交代』

私の心の拠り所、信仰の対象である『超高速!参勤交代』(&『リターンズ』)には小説版もあります。

 私はほとんど小説を読まないのですが、この本ばかりは愛の衝動にまかせてあっという間に読み切ってしまいました。『超高速!参勤交代』はもともと脚本の賞の受賞作で、映画化する前後のタイミングで小説版も書かれたというような流れだったようです。だから、この本は「原作本」というわけでは全然ないし、映画・脚本とはまた違う作品として仕上げられているので、「映画のノベライズ」でもないというところです。

 時代小説っぽい文体も心地良いし、映画との共通点やら違いやらも面白くて、キッチンの暗がりにしゃがみこんで爆速で読了しました。ちょっとお咲ちゃんへの仕打ちがつらすぎる…と思うところもありましたが…。あと、映画だとちょっとよくわからなかった正室の奥様の存在がちゃんと書かれていて、これはもう私が正室になって江戸屋敷を仕切るしかないなと義憤に駆られました。映画とはいろいろ設定が変わっているところもあるけれど、雲隠段蔵の背負うものなどなどキャラクターの背景にパラレルワールド的な奥行きが出るので、映画『超高速!』を愛している方にはほんとおすすめです。

 あと、読み終わって、後日ふとネットを検索してめちゃくちゃおどろいたことがあるのですが、湯長谷藩内藤政醇様も実在した!!私、完全に架空のキャラクターだと思っていたのですが、あの大好きな役のベースとなる人物が実在したという事実に、なんかもう、人類の永劫の歴史に感謝を捧げたくなりました。ありがとう、ありがとう…。

 (本に関しては、図書館で借りて読んだので今手元になく、この文章に書いていることも、参考文献無しに、一読した記憶にすがって書いているところもあるので、もしかしたら記憶違い・勘違いもあるかもしれません…。間違いがあったらお詫びいたします。)

 

 #佐々木蔵之介